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【リアルに怖い話】恐怖の30分…

………

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11月2日 木曜日。

 

 この日、まさかあんな恐ろしい30分を過ごすことになるとは、思ってもいなかった……。

 

 

 

11月2日木曜日

AM 8:30頃

 

その日は大学の授業が午後からだったので、午前中は実験のレポートをやろうと思い、スタバに向かった。

 

 

AM 9:00頃

 

駅のスタバに到着し、ドリップコーヒー1杯を頼み、席に座った。

 

カバンからiPad、実験ノート、レポート用紙、筆箱などを取り出してから、僕は温かいコーヒーを1口飲み、ペンを走らせた。

どうでもいいが、この時コーヒーが予想以上に熱く、舌を軽く火傷した。

 

 

AM 11:20頃

 

ふと時計を見るともう11時を回っていた。12時に駅から出る大学行きのバスに乗るため、昼食を取ることにした。

 

移動するのも面倒だったので、昼食もスタバで取った。

 

そしてイヤホンを耳に装着し、バス停へと向かった。

 

 

AM 12:00頃

大学行きのバスがバス停に到着し、僕はそのバスへと乗った。

 

このバスに乗ったのが運の尽きだった。

 

この後、まさかあんなに恐ろしい30分をすごすとは思いもしなかった…僕は恐ろしいヤツと同じバスに乗ってしまったのだ……。

 

 

1つ目のバス停  

 

僕はスマホを取り出し、LINEの返事を打ちはじめた。

 

LINEの返事も返し終わり、僕は1日のタスクを確認することにした。

 

その日の僕のタスクは、実験レポートの完成、ブログの下書き、お金を下ろす、本を読む、、、などであった。

 

 

2つ目のバス停

 

僕はタスクにあった「本を読む」を実行するため、iPadを取り出した。

 

「本を読む」というのは別にこの日に限ったタスクではなく、基本的に毎日のタスクになっている。

なので、いつもバスや電車などに乗っている時間を利用して本を読んでいる。

 

 

3つ目のバス停   〜恐怖の始まり〜

 

iPadを開き、本を読み始めてからほんの数分いや、数十秒で開いたばかりのiPadを閉じた。

 

 

そう、気づいてしまったのだ。

僕の座っている席の近くに恐ろしいヤツが潜んでいたことに。

 

 

そいつは小柄ながら、金属のような強靭な肉体、鋭い眼光、人を寄せ付けないオーラ、を持っていた。

 

ナイフのような鋭い眼光であたりを睨みつけ、まわりの乗客に恐怖を植え付ける。

 

そして、不運なことに僕もその中のひとりに選ばれてしまった。

 

そこからはもう恐怖でしかなかった。

 

そいつはついに動き出し、周りの席の乗客ひとりひとりの顔を覗き込むようにして睨みつけながら徘徊し始めた。

 

 

乗客は皆、自分がターゲットにならないよう必死に祈るしかない。

 

 

他の誰かがターゲットになったとしても、下手に助けることも出来ず、固唾を飲んで見守るしかない。なぜならそいつは、人を殺めることのできる武器を持っていたのだ。

 

他の人を助けて、自分が狙われる。そんな危険な行動は取れるはずがない。

 

バスは密室。席は満席で、立っている人がちらほら。

 

こんな状況で自分を顧みず行動するのは、不可能と言ってもいいだろう。

 

 

こうして、静かな戦いははじまった。

 

 

大学まで残り20分

 

ここからは身を潜めるのに徹底するしかなかった。

 

 

ヤツはひたすら徘徊していた。

 

やがて僕の真後ろの席あたりにヤツは移動した。その席に座っていた乗客は恐怖の声を漏らしていた。

 

しかし、どうすることもできない。

 

ひっそりと身を潜めて自分の所にやって来ないことを願うしかなかった。

 

 

乗客の中には、そいつに気づく前に、眠りについていた人が数名いた。

 

僕は羨ましく思った。

 

危険というのは自分で認識してはじめて恐怖を生み出す。

 

彼らのように眠りについていて、間近に迫った危険を認識できていない人は、例えそれが生命をも脅かすものであっても、恐怖を感じない。

 

僕ももし眠っていたならば、”何も知らない”彼らと一緒だったのに。

 

 

大学まで残り10分

 

いよいよ、目的地である大学まで10分を切った。

 

肝心のヤツはしばらく後ろの方に行ったまま、再び気配を消していた。

 

 

気配が消えたとは言え、状況は変わってはいない。むしろ、自分の目で行動が確認出来ない位置にいるのは1番怖い。

 

 

いつ、急に視界に現れてもおかしくない、いやいつ殺されてもおかしくない状況を10分も耐えるのは、つまらない大学の講義を90分受けるよりもはるかに辛かった。

 

 

大学に到着

 

待ちに待った大学への到着。

 

こんなにも大学に着いたのが嬉しかったのは、初めてだった。

 

バスが停車した瞬間に席を立ち、そそくさとバスを降りた。

 

恐る恐る後ろを振り返ったが、ヤツは追ってきてはいなかった。

 

 

僕はやっと開放されたのだ。

 

 

 

その後、僕はそいつの姿が頭から離れなかったため、絵を書くことにした。

 

 

僕ら乗客を恐怖に陥れたそいつの正体は……

 

 

 

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蜂です。 

 

 

 

はい。笑

ということで、今回は小説風(?)に日記を書いてみました。

 

バスの中に蜂がいてビビったっていう話を壮大に盛って書いてみました。笑

 

途中で”ヤツ”が蜂だと気づいた方いますかね?笑

一応分からないように書いたつもりなんですが…笑

 

それにしても怖かったのは確かです。

今までも散々蜂には遭遇してきましたが、逃げ場がなく動くことも出来ない場所での遭遇は始めてだったと思います。

 

しかも若干弱っていてちょうど目線より下ぐらいの位置を低空飛行してるもんですから、窓を開けても出ていかないし、体に止まりそうになるわでやばかったです。

 

バスの中で逃げ回るわけにはいかないですしね。笑

 

 

皆さんも、蜂には気をつけて下さいね。

 

 

特に、バスの中などの密室では気をつけてください。

 

 

蜂は知らない間にあなたの体に